スタッフブログ

2015.1.28

第三十一回 通夜に関する知識について

こんにちは。

今回取り上げるテーマは、「通夜に関する知識について」です。
葬儀とは葬儀の前夜に行われる儀式のことです。
このブログをご覧になっているみなさんの中にも実際に通夜に参列されたり、通夜で参列者を迎えたりしたことのある方は少なくないのではないでしょうか。

しかし、一口に通夜といってもさまざまなしきたりやマナーがあり、参列する際はもちろん、参列者を迎える際にも知っておきたいさまざまな知識があります。

そこで今回は通夜についてのさまざまな知識についてなるべく細かくご紹介させていただきます。

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○通夜とは何かについて

そもそも「通夜」という言葉は、文字通り一晩かけて夜通しで故人のことを見守るという意味であり、「夜伽」や「お伽」とも呼ばれ、邪悪な霊が故人へ入ってくるのを防ぐため、葬儀の前日、別れを惜しむためにご遺体の側で一晩を通して付き添うという儀式でした。

これは釈迦が亡くなったときの故事に由来していると言われています。
釈迦が亡くなった後、その弟子たちは釈迦の死を偲んで、その遺体を守りながら釈迦の教えである説法を夜通し語り合ったといわれているそうです。

今ではあまり一般的ではありませんが、前述でもご説明させていただいたように、かつて通夜というものは遺族や近親者たちだけで故人のご遺体の前に集まって、故人との思い出話などを語り合い、線香や灯明を絶やさないようにしながら、故人のことを一晩中見守るという儀式でした。
なお、現在でも通夜は親族や近親者以外の参列者を呼ばずに行なうという方もいらっしゃるようです。
ですから、通夜に参列してよいかどうか迷ったときには一度、遺族や世話役の方に通夜の日時を尋ねてみるのがよいでしょう。
このとき、相手が通夜の日時や場所などを答えてくださった場合は参列してもよいと考えて間違いありません。また、近親者だけで済ませたいなどと言われた場合には、通夜への参列は遠慮したほうがよいでしょう。

○現代の通夜のかたちについて

上記でもご紹介させていただいた通り、通夜というのはもともと、葬儀の前に一晩をかけて故人のご遺体を守る、遺族や近親者だけが集まる席でした。
しかし、現在の通夜は以前のかたちとは大きく異なっています。

かつては親族や近親者だけが集まる席であった通夜ですが、最近では通夜の席に遺族や近親者以外にも友人や知人など多くの参列者を迎えることが一般的になっています。

また、かつては一晩かけて行なわれた通夜ですが今では夜6時か7時ごろから1~2時間程度の間で行なう「半通夜」というかたちが一般的となりました。(夏の時期は7時、冬の時期は6時くらいからとなることが多いようです。)

このような半通夜のかたちが一般的になっていった理由としては、仕事などさまざま理由で昼間の告別式に参列できない人たちが、仕事が終わった後の夜間の時間帯に参列できる通夜のほうに参列することが増えてきているためだといわれています。
つまり、現代の通夜はこのような告別式に参加できない人たちにとっての大切なお別れの場にもなっているといえるでしょう。

また、通夜から引き続き葬儀にも参列する参列者の方は翌日も続けて参列することになるので焼香をした後には祭壇のある部屋に布団を敷いてゆっくり休ませてもらうのもよいでしょう。

○通夜に参列するときのしきたり・マナーについて

ここまでは通夜とはどんなものなのかについて説明させていただきましたが、ここからは実際に通夜に参列した際に必要になってくる通夜のしきたりやマナー、参列するときに知っておきたい知識などをできるだけ細かくご紹介させていただきます。

【通夜での席次について】

通夜の際は最初に、喪主と遺族、参列者が着席して僧侶を出迎えます。
参列者として通夜に参加したときに注意しておきたいのは、このときの席次についてです。
通夜のときの席次は以下のようになります。

まず、祭壇のあるほうを上座として棺に向かって右側には喪主、遺族、近親者や親族の方が座り、上座になるほど故人と縁が深い人となるようにします。
次に向かって左側には上座に近いほうから、世話役代表(葬儀委員長)、世話役、友人や知人、故人の生前の職場の関係者の方が座っていきます。
なお、職場関係の方々の場合は生前故人と深い関わりがあった方や会社の役職者などが上座のほうに座るようにします。

そして、それ以外の参列者は来席順に祭壇に近いほうから詰めて座っていきます。

ただし、これらの席次について決まりごとは絶対のルールというわけではありません。
上記でもご説明させていただいた通り、通夜というのは本来参列者を招いて行なうものではなく、葬儀の前の日に近親者のみで行なうものなので、実際には喪主や遺族、近親者の席以外は特に指定していないケースも多くなっているようです。

また、社葬や団体葬以外の個人葬の場合は遺族が祭壇のあるほうに向かって左側に座ることがあったり、通夜を行なう場所のスペースの都合などで席次が先ほどご紹介したものとは違うものになることもあったりするようです。

【通夜での読経のときのマナーについて】

一同が着席をし終えた後は僧侶が着座するのを待ちます。進行役に案内され、僧侶が式場に入ってくるとその後、僧侶による読経が開始されます。
このとき行なわれる僧侶によつ読経は時間にするとだいたい30~40分間ほどとなります。
読経の最中は30~40分間という長い時間座っていなければいけませんので、読経がはじまったら緊張した状態から、少し足をずらすなどして楽な姿勢にしても問題ありません。

遺族をはじめとした参列者はこのとき、少し頭を下げて静かに読経に耳を傾けるようにしましょう。
また、通夜の式場に子どもを連れて行くような場合は子どもが読経の最中に騒いだりしないように気をつけるようにしましょう。さらに最近、通夜の式場などでよく見かけるのが読経のときに電源を切り忘れた参列者の携帯電話の着信音やアラーム音などが鳴ってしまうというケースです。

通夜はもちろんのこと、葬儀に参列される際なども携帯電話の電源や着信音やアラーム音などはしっかりと切っておくように心がけましょう。

【通夜での焼香のときのマナーについて】

お焼香とは故人を偲び、参列者の心身を清めるためにお香を焚いて拝むことです。
このブログをご覧のみなさんの中にも実際の通夜や葬儀などに参列者として参列してお焼香をしたことがある人は少なくないと思います。

通夜の中においては僧侶の読経の後に行なわれる焼香ですが、一口に焼香といっても宗派や焼香の作法などにより、さまざまな決まりごとやマナーがあります。

そこでここからは通夜の際の焼香のマナーについてご説明させていただきます。

《焼香をする順番について》

焼香を行なう順番は一般的には次のようになります。
まずは喪主、次に遺族。その後は来賓、親族、その他の参列者の順です。

焼香は基本的に故人との縁が深い順に行なうとされているので、たとえば一家の主人が無くなった場合にはその配偶者(喪主)から焼香をして、その次に故人と同姓の子ども、その後に姓の変わった子供。そして、故人の父母というのが一般的です。

《焼香をする順番について》

焼香の作法には大きく分けて3つのものがあります。
                                   
まず、「立礼焼香」と呼ばれるものです。
これは文字通り立って行なう焼香のことで、参列者は祭壇の前にある焼香台で焼香をします。
立礼焼香は主に椅子式の式場で行われることが多いようです。

次に「座礼焼香」と呼ばれる焼香の作法についてですが、これも文字通り座ったままで行なう焼香のことです。
最近では少なくなってきているようですが、通夜の式場が畳の場合には、焼香はこの座礼焼香となります。

最後に「回し焼香」という焼香の作法についてですが、これは香炉が乗せられたお盆を順番に回して行なう焼香のことです。この作法で行なわれるのは自宅での通夜など、式場が狭いときに行なわれる焼香のとき、主に法要のときによく行われる焼香のやり方です。

なお、参列者が多い場合は僧侶の読経の最中に焼香をすることもありますし、自宅で通夜を行う場合には焼香台を縁側などに置いて参列者が到着した順番に、次々庭から焼香をするという場合もあります。

《各宗派での焼香の回数について》

焼香の回数は各宗派によって違いがあります。ここではそれぞれの宗派での焼香の回数についてご紹介させていただきます。

浄土宗 1~3回で特に決まりはない。
浄土真宗 1回または2回。ただし、お香を目の高さまで持ってくることはしない。
真言宗 3回
日蓮宗 3回
曹洞宗 回数に決まりはないが2回であることが多い。

ここまでは通夜での焼香のマナーの一部についてご紹介させていただきましたが、正しい焼香の仕方やマナーなど焼香についてもっと知りたいという方は、第三回のブログ「お葬式で慌てない!お焼香の仕方」の記事の中で焼香についてのしきたりやマナーについてより詳しくご紹介させていただいているので、ぜひそちらも合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

○通夜ぶるまいについて

参列者の焼香が終わり、僧侶が退場すると喪主の参列者へのあいさつで通夜の式は終わります。
そして、通夜の式が終わるとその後は通夜ぶるまいとなります。
通夜ぶるまいでは、僧侶や参列者を別室に案内して食事や酒を振舞います。
仏教では、忌明けの前までは肉や魚など慎むべきとされているため、本来ならば通夜ぶるまいの席にも精進料理が出されるべきなのですが、現在では通夜ぶるまいであっても特に精進料理にこだわることは少なくなっているようです。

○通夜ぶるまいでのマナーについて

通夜の後に振舞われる通夜ぶるまいですが、ここでも参列者が注意したいマナーがいくつかあります。そこでここからは通夜ぶるまいのときに通夜の参列者が気をつけたいマナーについていくつかご紹介していきます。

《通夜ぶるまいの席ではしめやかに》

上記でもご説明させていただいた通り、通夜ぶるまいの席では参列者は酒食でもてなされます。
しかし、これは参列者へのお礼と故人への供養のために行われるものなので、もし遺族からすすめられたら遠慮せずに一口でもいただくのがマナーです。
しかし、あくまで宴会の席ではないので通夜ぶるまいの席では飲みすぎたり、大声を出して騒いだりしないようにしましょう。

《通夜ぶるまいの席では長居しない》

参列者をもてなすための通夜ぶるまいですが、通夜ぶるまいの席ではあまり長居はせずに頃合いを見計らって退出するようにしましょう。
なお、通夜ぶるまいは通常、1時間くらいで切り上げることが多いのでこのくらいの時間を目安に退出するようにするとよいでしょう。

なお、通夜ぶるまいの席では参列者だけでなく、僧侶ももてなしますが僧侶が通夜ぶるまいを辞退されたときは通常のお布施とは別に「御食事料」を渡します。
なお、このときの金額はだいたい1万円程度がよいでしょう。

○香典の金額について

通夜に参列した参列者は香典を持参します。これは現金を不祝儀用ののし袋で包んだものです。
しかし、一口に香典といっても実際にどのくらいの金額を渡せばよいかというのは生前の故人との関係によって大きく異なります。
そこでここからは、さまざまな場合の香典の金額の目安についてご紹介させていただきます。

自分との関係 金額の目安
5万円~10万円
兄弟姉妹 3万円~5万円
祖父母 1万円~5万円
おじ・おば 1万円~3万円
親戚 1万円~2万円
友人・知人 3千円~1万円

また、金額についての注意点として「死」を連想させる「4」や「苦」を連想させる「9」など、忌み数のつく金額にならないように心がけましょう。

なお、ここでは通夜での香典のマナーの一部についてご紹介させていただきましたが、正しい香典の渡し方や金額についてマナーについてもっと知りたいという方は、第五回のブログ「香典の書き方・マナー/金額について」の記事の中で香典についてのしきたりやマナーについてより詳しくご紹介させていただいているので、ぜひそちらも合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。
今回は、通夜に関する知識についてご紹介させていただきました。
通夜に関する知識以外にも様々なマナーがあります、今後も葬儀のマナーやお葬式に関する様々な事を取り上げてご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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