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2014.10.29

第六回 忌中・喪中に気を付ける事

こんにちは。

第六回の更新となります。
今回取り上げるテーマは、「忌中・喪中に気を付ける事」です

大切なご家族など近親者が亡くなったときに、残された遺族は葬儀(家族葬)が終わってから一定の期間、身を慎んで喪に服すものです。
一口に喪に服すと言っても注意すべき事がたくさんあります。
そこで喪中の期間に注意しておきたい「期間」や「決まり事」について、できるだけ細かくご説明させていただきます。

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○忌中と喪中の違いとは

葬儀(家族葬)が終わり、残された遺族が喪に服す期間のことを服喪期間と言いますが、この服喪期間は大きく2つ「忌中」と「喪中」に分けられます。

・忌中(忌服期間)とは

仕事などの外出を控え殺生をせず、神社にも参拝してはいけないとされている期間です。
この期間を過ぎると忌明けとなります。
日本では古くから死を恐れ、これを穢れであるとする考え方があり、死者の出た家から穢れを他の家や祝いの場に持ち込んではいけないという理由からです。
これはもともと、神道に由来する考え方といわれていますが、今では多くの人に広まっている考え方です。
現在では四十九日法要までの間とすることが一般的です。

・喪中(服喪期間)とは

故人の死を偲び、冥福を祈る期間であるとされています。
かつてはこの期間は、遺族は喪服を着て慎ましく過ごしていたといわれています。
これはもともと、儒教に由来する考え方といわれていますが、やはりこちらも今では多くの人に広まっている考え方といってよいでしょう。
現在では一周忌までの間とすることが一般的です。

○喪に服す期間について

奈良時代の「養老律令(ようろうりつりょう)」、江戸時代の「服忌令(ぶっきりょう)」などをはじめ、かつては喪に服す期間というのが法律により決まっていました。
しかし、今はそのような決まりはないので、どのくらい間を喪に服す期間とするかは遺族の判断で決めることができます。

現在では喪中や忌中の期間の目安として、明治時代に定められた「太政官布告」という法律が使われています。

これによると以下のように定められています。

父母(忌日数) 50日   (服喪日数)13ヶ月
義父母(忌日数) 30日   (服喪日数) 150日
(忌日数) 50日   (服喪日数) 13ヶ月
(忌日数) 20日   (服喪日数) 90日
嫡子(息子)(忌日数) 20日   (服喪日数) 90日
その他の子(娘)(忌日数) 10日   (服喪日数) 90日
養子(忌日数) 10日   (服喪日数) 30日
兄弟・姉妹(忌日数) 20日   (服喪日数) 90日
祖父母(父方)(忌日数) 30日   (服喪日数) 150日
祖父母(母方)(忌日数) 30日   (服喪日数) 90日
おじ・おば(忌日数) 20日   (服喪日数) 90日
夫の父母(忌日数) 30日   (服喪日数) 150日
妻の父母(忌日数) なし   (服喪日数) なし
曽祖父母(忌日数) 20日   (服喪日数) 90日

※この太政官布告は1874年(明治7年)に定められましたが、当時の時代背景もあり、夫が妻を亡くしたときよりも妻が夫を亡くしたときのほうが、長い間喪に服していていなければならないなど、男女平等とはいえない女性に不利な内容となっています。
そのため、上記でも述べた通りこれはあくまで目安として考えたほうがよいでしょう。

○忌引きの日数について

忌中は、遺族は身を慎み、外出を控えなければならず、その間は忌引きをして仕事や学校などを休む必要が出てきます。しかし、一口に忌引きといっても家族、近親者のどなたが亡くなったかによってその日数は大きく変わってきます。
そこで、忌引きで休みを取る日数にも目安があります。それは官公庁服務規程の中で定められている忌引き期間です。

これによると以下のように定められています。

【配偶者】

10日間

【血族】
父母7日間
子供5日間
祖父母3日間
兄弟・姉妹3日間
1日間
おじ・おば1日間
【姻族】
配偶者の父母3日間
配偶者の祖父母1日間
配偶者の兄弟・姉妹1日間

忌引きは家族などの近親者が亡くなった翌日から計算しますが、何らかの都合により亡くなってから数日後に葬儀を行った場合、葬儀日を基準とすることもあります。
また、職場や学校によっては必ずしもこの期間忌引きとして休めるわけではない場合や、忌引きについて決まっていないなどということもありますので、忌引きの際はご自身の職場や学校の規定を確認したり、十分な打ち合わせをしたりしておいたほうがよいでしょう。

○忌中・喪中にしてはいけないこと

喪に服している間、遺族は外出を控え身を慎みます。
では、このとき具体的には何をしてはいけないのか、また、どのように過ごすべきなのでしょうか。
ここからは忌中や喪中の間、してはいけないことについて具体的にご紹介させていただきたいと思います。

【喪中の結婚・入籍】

入籍については、書類上の話だけなので喪中にしていただいても特に問題はありません。
しかし、結婚式はお祝い事となるため、喪中の間にはしてはいけないといわれています。
そのため、結婚式を挙げる際には喪中の期間は避け、もしその期間内に挙式の予定があった場合には延期をしたほうがよいでしょう。
また、すでに招待状を出してしまっているという場合には先方にしっかりと謝罪をして、できる限り丁寧に事情を説明した上で延期の旨を伝え、式場などにも延期のための手続きをしておくとよいでしょう。

しかし、これは絶対のきまりというわけではありません。
喪中であっても場合によっては結婚式を行うというケースもあるようです。

たとえば、故人が生前にご家族の結婚式を楽しみにしていたという場合は、喪中の間であっても故人の供養のためにあえて結婚式を行うという場合もあるようです。

ほかにもさまざまなケースがあると思いますが、喪中に結婚式をしないというのは絶対守らなくてはいけないルールというわけではないので、お互いの親族ともよく話し合ったうえでどうするかを決めていくのがよいでしょう。

ただし、故人のご家族などに事前にしっかりと話しておかないと常識にかけていると思われてしまうこともあるので、このように喪中に結婚式を行うという場合には十分注意をしましょう。

また、喪中の間に知人の結婚式に招待されたという場合においても、先方に謝罪をしたうえでなるべく丁寧に事情を説明し欠席の旨を伝えるとよいでしょう。

また、喪中により急な欠席となってしまったという場合には招いて下さった方に忌明け後に改めてお祝いの言葉を伝えたり、お祝い金を包んだりするとさらによいでしょう。

このように喪中のしきたりはさまざまです。そして、さまざまな決まりごとやしきたりがあるのは葬儀もまた同じです。みんなのお葬式では地域の風習や、葬儀前から葬儀後までの確かな知識を持ったスタッフをご紹介していますので、葬儀のしきたりなど何か困りごとがあったときも安心です。

【喪中のお正月について】
<正月飾り>

そもそも、お正月というのは豊穣の神であると同時に家族が皆、元気に暮らせることを約束してくれる神でもあるともいわれる歳神様を家にお迎えする行事です。
門松やしめ縄、鏡餅などのお正月飾りもこの歳神様を迎え、無事に1年を迎えることができた感謝をして、これを喜び祝うという意味を持っています。
しかし、喪中である場合、近親者が亡くなっているため、無事に1年を迎えることができなかったということになります。
ですから、これを祝うための門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾りは控えるようにします。

<おせち料理・お年玉>

おせち料理もお祝いの料理となるので、四十九日前の忌中の間は控えたほうがよいでしょう。
また、子供たちにあげるお年玉についてですが、これも歳神様に由来するものですので、控えたほうがよいでしょう。

ただし、おせち料理のような料理であってもお祝いの料理としてではなく、あくまで普通の料理として食べるのなら問題はないですし、お年玉についても普通のお小遣いとして渡してあげるのなら特に問題はないでしょう。

<初詣について>

お正月には初詣に行かれる方も多いと思いますが、喪中の場合はどのようにすればよいのでしょうか。
ここからは喪中の際の初詣についてご説明していきたいと思います。

よくある勘違いとして、喪中は神社や仏閣へのお参りをしてはいけないというものがあります。
しかし、これは間違いです。
忌明け前の忌中のときのみ、神社へのお参りは控えるべきというのが正しいでしょう。
これは先ほども述べたように神道において死が穢れであるとされ、その穢れを持ち込まないためのしきたりです。
しかし、神社であっても忌明けの後であれば、お参りしてよいとされています。

また、お寺の場合は忌中であっても問題なくお参りすることができます。
これは仏教が神道とは違い、死を穢れとしていないことが理由です。

<年賀状について>

喪中の間は年賀状を送ることも控えたほうがよいでしょう。
1年以内の間に近親者が亡くなった場合は、喪中・年賀欠礼状(喪中はがき)を出して年賀状の交換を辞退するのが一般的です。

○喪中はがきを送る

まず、喪中はがきは二親等までの親族に不幸があった場合に出すというのが一般的です。
しかし、これはあくまで目安で、最近では二親等であっても故人が祖父母の場合は喪中はがきを出さないという方もいるようです。
このように何親等までの親族が亡くなったときに喪中はがきを出すかの判断は本人のお気持ち次第で決めてよいと思います。

次に喪中はがきを出す相手についてですが、喪中はがきは年賀状を交換している方全員に出すのが一般的といわれています。
しかし、これもあくまで目安であり、故人と面識がない方には喪中はがきではなく、通常の年賀状を送るという方もいるようです。
このようにどなたに出すかについても自分と故人の続柄や、相手と故人の関係を踏まえて考えてみるとよいでしょう。

次に喪中はがきを出す時期についてですが
一般的な時期として、年が明ける前に届いていれば問題はないとされています。
しかし、実際には相手が年賀状を準備し始める時期を考慮して、11月の中旬から12月の初旬に届くように出す方が多いようです。

くわえて、喪中はがきをもらった場合についてですが、この場合は年賀状を出すのは控えて、代わりに1月7日(松の内)を過ぎてから「寒中見舞い」を送るのが良いでしょう。
また喪中はがきを受け取る前に年賀状を送ってしまった場合や、喪中はがきを受け取ったことを失念して年賀状を送ってしまった場合は、差出人は喪中でないので年賀状を出すこと自体は問題無いのですが、受け取った側が不快な思いをされる事もありますので、直接または「寒中見舞い」にて失礼があった事を詫びると良いでしょう。

○喪中はがきの書き方

喪中はがきの書き方についても説明していきます。
喪中はがきには特に決まった形式があるわけではありませんが、一般的には

「喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮申し上げます。」

などの言葉で喪中につき年賀欠礼をする旨を伝え、さらに誰がいつ亡くなったのかを続柄も含めて書いておくとよいでしょう。なお、喪中はがきの場合には「年賀」などの言葉は使わず、上記のように「年頭」または「年始」という言葉を使いましょう。
くわえて、喪中はがきの場合には「拝啓」や「敬具」といった言葉も使用しないので注意しましょう。

【その他の事柄について】

上記にあげたこと以外にも、喪中の間はお祝い事やパーティーや宴会、旅行などといったことは控えたほうがよいでしょう。

ただし、喪中であってもお中元やお歳暮の贈答については問題ありません。
ですが、心情的にどうしても気に掛かってしまうという場合には先方になるべく丁寧に事情を説明したうえで、お中元であれば暑中見舞い、お歳暮なら寒中見舞いとして忌明け後に贈るのもよいでしょう。

○忌み明けについて

忌服期間が終わると通常の生活に戻るために忌明けの儀式をするのが一般的です。
法要に関しては別の機会に詳しくご説明させて頂きますが、この儀式は宗教ごとに異なります。
ここでは、代表的なものをご紹介させて頂きます。

【仏式】

故人が亡くなってから、49日目に「四十九日法要」を行う。

【神式】

故人が亡くなってから50日目に「五十日祭」を行って忌明けとする。

【キリスト教】

基本的に忌服や忌明けの習慣はありません。故人が亡くなってから1ヶ月後が「召天記念日」となり、この日に故人を偲ぶミサや記念式が行われることが多いようです。
(※土曜、日曜日に法要を行われる場合が多いので忌明日より前に行います。)

このように忌明けの行事は宗教ごとにさまざまです。そして、お葬式も宗教や宗派ごとに内容が異なります。
みんなのお葬式では、仏式だけでなく、神式・キリスト教式のお葬式にも対応しているので故人の宗派にあわせたお葬式を行なうことが可能です。

そして、これらの儀式が終わり忌明けを迎えたら、香典返しなどとともに喪主の名前で忌明けの挨拶状を送ります。
挨拶状を送る際は、それまでの感謝を込めて忌み言葉にも注意して丁寧な言葉で送れるとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は忌中・喪中に気を付ける事をご紹介させていただきました。
忌中・喪中には多くのしきたりやマナーがあり、これらひとつひとつをしっかり理解して守っていくことは少し大変なことかもしれません。
しかし、喪に服すということにおいて一番重要なことは、大切な方の死を悼み遺族が悲しみを乗り越えていけるようにしていくことではないでしょうか。

今後も葬儀のマナーやお葬式に関する様々な事を取り上げてご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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