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2014.10.25

第四回 知っておきたい。お悔やみの言葉について

こんにちは。

今回取り上げるテーマは、「知っておきたい。お悔やみの言葉について。」です。

お悔やみの言葉とは、故人の死を悼み、遺族の心をいたわるためになくてはならないものです。
しかし、葬儀のような非日常の空間で大切な方を失った悲しみや動揺もあって、いざとなるとなかなか言葉が出てこないものです。
また、遺族にお悔やみの言葉を伝える際にはその心情に十分配慮をし、マナーにも気をつけたいものです。
しかし、一口にお悔やみの言葉といってもさまざまなマナーがあります。
敬語の使い方のような一般的な言葉遣いのマナーはもちろん、故人が信仰していた宗教や宗派によってもそれぞれ異なる言い回しやマナーがあります。
ですから、たとえ同じ言葉であってもそれを言う相手によってはマナー違反となってしまうこともあるのです。

そこで今回はお悔やみの言葉やそのマナーについてなるべくくわしくご説明させていただきます。

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○一般的なお悔やみの言葉

「このたびは、まことにご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。」
「このたびのご不幸、まことに残念でなりません。どうかお力落としなさいませんように。」

これらは通夜・葬儀において使われる一般的なお悔やみの言葉です。なんと言葉をかけてよいか迷ったときなどは、これらの言葉を使えばマナー違反にもならないのでよいでしょう。
また、お悔やみを述べる際には声のトーンを抑え、心を込めて言うように気をつけると、さらによいでしょう。
家族葬においては、親族または気心の知れた方のみの参加となりますので、マナーばかりを気にして形式的な言葉を使ってしまうと不自然になる場合もあります。
親しき仲にも礼儀あり、というように親しい間柄であっても最低限のマナーや気遣いは必要ですが、まずは故人を偲ぶ思いを伝えることを常に念頭において、あまり形式やマナーにとらわれすぎない自然な言葉でお伝えになることをお勧めいたします。

なお、生前に故人とは関わりがあったが遺族とは面識がないという場合には、お悔やみの言葉とあわせて自分の名前と故人との関係についても伝えておくのがマナーです。

○病気で亡くなった場合のお悔やみの言葉

「皆様のご看病の甲斐なく、本当に残念なことです。心よりお悔やみ申し上げます。
先日、お見舞いにうかがったときはとても元気そうにしていらっしゃったのに、残念でなりません。」
「思いがけないご不幸、ご愁傷様でございます。入院中とは伺っておりましたが、すぐに退院されると信じ、お見舞いにもうかがいませんでした。大変失礼いたしました。心より、お悔やみ申し上げます。」

このように、もし、入院中にお見舞いに行けなかった場合はくどくど理由を説明しないのがマナーです。簡潔にひとことお詫びをしておくとよいでしょう。

○事故や急死の場合のお悔やみの言葉

「このたびは突然のことで、いまだに信じられない思いでございます。なんとお慰みしたらよいのかわかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。」
「あまりに思いがけないことで、いまだにまさかという気持ちでいっぱいでございます。おつらいこととは存じますが、どうぞお気持ちをしっかりお持ちくださいませ。心からお悔やみを申し上げます。」

事故などで急死された場合、突然のことで遺族は大変大きなショックを受けています。
このような場合、あえて通夜・葬儀の場で慰みの言葉を述べないのもよいでしょう。
また、もし何か慰みの言葉を述べる場合にはマナーはもちろん、遺族の心情に対しても細心の心配りをしましょう。
くわえて、遺族に配慮し、故人の最期の様子などをこちらから尋ねないのがマナーです。

○故人が子どもだった場合のお悔やみの言葉

「このたびは本当にご愁傷様でございます。ご祖母様、ご両親の心中を思うとお慰みの言葉も見つかりません。心からお悔やみ申し上げます。」
「このたびのご不幸、まことに残念でなりません。これからの成長が楽しみだったでしょうに、さぞかし無念なことと存じます。お力落としのことと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。心からお悔やみ申し上げます。」

子どもに先立たれた遺族の落胆は大変大きいものです。より細かな配慮で遺族の心をいたわり、ご家族の悲しみをさらに深くしないように心配りするとよいでしょう。

○故人がご高齢だった場合のお悔やみの言葉

「このたびはご愁傷様でございます。○○様には長生きして人生の先輩として、これからもご指導いただきたいと思っておりましたのに残念でなりません。心からお悔やみ申し上げます。」
「思いがけないお知らせをいただき、驚いております。つい先日もお元気な姿を拝見したばかりでしたから、もっと長生きされると思っておりました。残念でなりません。どうかお力落としなさいませんように。」

ご高齢の方が亡くなるというのは自然の摂理ではありますが、「天寿をまっとうしておめでたい」や「年に不足はない」、「大往生であった」などという発言はマナー違反です。
お葬式に参列されている方の中にはご高齢の方も少なくないので、そういった方のお気持ちにも配慮しましょう。
また、故人に対してもっと長生きしてほしかったという気持ちは、飾らずに素直に述べるのがよいでしょう。

○夫や妻を亡くされた方へのお悔やみの言葉

「このたびはまことにご愁傷様でございます。このような素晴らしいご家庭をともに築かれた○○様とのお別れは、本当にお辛かったと思います。しかし、お子様のためにもどうぞお心を強くお持ちなってご自愛ください。心からお悔やみ申し上げます。」
「このたびは突然のご不幸、ご愁傷様でございます。長年付き添われてきた奥様のことを思いますとお慰みの言葉もございません。どうぞ体を大事にされお心を強くお持ちになるようお願い申し上げます。」

人生の大切なパートナーを失うということは遺族にとって大変辛いことです。大きな喪失感を癒すという意味でも、短く簡潔なあいさつの中にも励ましの言葉を言い添えるように心がけるとよいでしょう。

○それぞれの宗教にあったお悔やみの言葉

お悔やみの言葉にはさまざまなものがあります。その中には宗教ごとでの決まった言い方やマナーというものがいくつか存在しています。
それぞれにあった適切なお悔やみの言葉やそのマナーについても知っておくとよいでしょう。

【仏式でのお悔やみの言葉】

「心より、ご冥福をお祈り申し上げます。」

「ご冥福」というのは仏式葬儀の用語となるため、神道やキリスト教の葬儀においてはこの言葉は通常使いません。また、仏教の中でも浄土真宗の場合は教義の違いから、この言葉を使うことはありません。

「ご冥福をお祈りします」という言葉は葬儀などでよく耳にする言葉なので、とっさの時などについ言ってしまいがちですが、故人の信仰している宗教によってはマナー違反となってしまうので訃報を聞いてすぐのときなど、故人の宗教や宗派がわからないときにはできるだけこの言葉を使うのは避けたほうがよいでしょう。

また、これ以外にも「往生」、「他界」、「成仏」、「供養」、「極楽」「冥土」なども仏教用語にあたるので注意しましょう。

【神道でのお悔やみの言葉】

「御霊の安らかならんことをお祈り申し上げております。」
「拝礼させていただきます」

神式の葬儀においては故人が亡くなった後にその霊を霊璽(れいじ※仏式葬儀でいうところの位牌にあたるもの)に移すという遷霊祭という儀式が執り行われます。
この遷霊祭が終わると、故人は祖神(神として祀られた祖先のこと)となり、やがてはその家の守護神となると言われています。
そのため、神式葬儀でのお悔やみの言葉は上記のような言葉となります。

【キリスト教でのお悔やみの言葉】

○○様が安らかな眠りにつかれますよう、心よりお祈り申し上げます。」
「○○様の御霊が安らかにとお祈りしますとともに、神様の御許にお導きがあらんことをお祈り申し上げております。」

キリスト教において死は永遠の命のはじまりであるとされているため、故人の死を悲しむような「ご愁傷様でございます」や「お悔やみを申し上げます」といった、お悔やみの言葉は不要とされています。
そのため、「安らかな眠りにつかれますよう、心よりお祈り申し上げます。」のように故人の安寧を祈る言葉や簡潔に「お報せいただきありがとうございました」と述べるのがマナーです。

現在、日本で行われる葬儀のほとんどが仏式のものといわれていますが、いざ仏式以外の葬儀に参列したときに困惑してしまうことのないように事前に正しい言い回しやマナーについての知識を身につけ、心構えをしておいたいものです。

なお みんなのお葬式では仏式だけでなく、神式・キリスト教式のお葬式にも対応しているので故人の宗派にあわせたお葬式を行なうことが可能です。

○忌み言葉について

結婚式では「別れる」「切れる」などの言葉を使ってはいけないというマナーがありますが、お悔やみの言葉においても使わないほうがよい、使ってしまうとマナー違反となってしまうような忌み言葉が存在します。

弔問や手紙などで遺族にお悔やみの言葉を述べる際には、何よりも遺族を思いやることが大切です。遺族の気持ちを考え、このような忌み言葉はできる限り使わないよう心がけたいものです。

そこでここからは気をつけておきたいさまざまな忌み言葉について説明していきたいと思います。

【重ね言葉や不幸を連想させる言葉】

「ますます」「重ね重ね」「いよいよ」「まだまだ」「くれぐれも」「次々」「たびたび」「かえすがえすも」「つくづく」「引き続き」「繰り返す」「しばしば」「追って」など

これらの言葉はこのように言い換えるのがマナーです。

  • 「かえすがえすも悔やまれます」→「本当に悔やまれます」
  • 「重ねてお礼申し上げます」→「あらためてお礼申し上げます」
  • 「たびたびお世話になりました」→「いつもお世話になりました」
  • 「くれぐれもお力落としのないように」→「どうぞお力落としのないように」
  • 「まだまだ長生きしてほしかった」→「もっと長生きしてほしかった」
【生死についての直接的に表現する言葉】

「死亡」「死ぬ」「急死」「事故死」「自殺」「生きている」など

これらの言葉はこのように言い換えるのがマナーです。

  • 「こんなに早く死んでしまうなんて」→「こんなに早くお亡くなりになるなんて」
  • 「○○様の死去を伺い…」→「○○様の逝去を伺い…」
  • 「急死されたので大変戸惑っております。」→「突然のことで大変戸惑っております。」
  • 「○○様が生きているころ…」→「○○様の存命中…」「○○様の元気なころ…」

また、これ以外にも「死亡」や「死ぬ」という表現は下記のようにも言い換えることができます。

「息を引き取る」「世を去る」「他界」「眠りにつく」「永眠」「旅立つ」
「帰天」「召天」「神の御許へ召される」(キリスト教の場合)
「帰幽」「御霊となる」「守護神となる」(神道の場合)

【悪い事、不吉な事を連想させる言葉】

「切る」「離れる」「流れる」「砕ける」「とんでもないこと」「浮かばれない」「迷う」

【不幸を連想させる数字】

「4」→「死」を連想させるため。
「9」→「苦」を連想させるため。

4や9は忌み言葉と同様にお葬式で使ってはいけないとされています。忌み数字は香典の金額などを決める際に気をつけておくとよいでしょう。なお、香典についてくわしくお知りになりたい方は第五回のブログ「香典の書き方・マナー/金額について」も合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。
今回はお葬式でのお悔やみの言葉についてご紹介させていただきました。
一口にお悔やみの言葉と言っても、故人がどんな方であったのか、どのように亡くなったのかなど、状況によってさまざまな言葉やマナーがあります。
くわえて、それぞれの宗教ごとの異なる言い回しがあったり、忌み言葉があったり、注意するべきマナーが多く、しっかりとお悔やみの言葉を述べるというのは大変なことに思えるかもしれません。
まして、それが大切な方を失った悲しみの中であれば、なおさらのことです。

しかし、そういったときだからこそ故人の死を悼み、遺族の心をいたわるためのお悔やみの言葉がとても大切になってきます。ですから、いざというときに困らないよう、しっかりお悔やみの言葉についてのマナーや知識を身につけておくのがよいでしょう。

今後も葬儀のマナーやお葬式に関する様々な事を取り上げてご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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